３月２５日　くもり

　どんよりしてんなあ〜。どうも最近天気が悪い。おまけにちょっと寒いわ。

　まあそんなカンジで今日は昼から神戸ポートピアホテルに行って来た。金ちゃんがやってるRMCさんからポートピアホテルで

「アランシャペル料理フェア」っていうんをやるっていうメールをもらって、興味あったんで予約して行ってみた。

　いやあ、このホテルに来るんも久しぶりやわ。　実に久々の「アラン・シャペル」や。何か緊張するなあ〜。

　何年ぶりやろう???　去年は来てないような気がするわ。まあでもここの料理がなかなかにエエのはよう覚えてた。この

お皿のデザイン、前と一緒とちゃうかなあ。大事にしてはるんやね。

　そんでまあ今日のメニューを書いたリーフレットを持ってきてくれた。「第４２回　アラン・シャペルの料理を楽しむ会」!!!

実に４日間だけの開催やね。よう予約が取れたと思う。

　とりあえず「グラス　シャンパン」をいっといた。なんぼかワカラン。ワカランけど２０００円以内なんは間違い無いと

思う。そないにメチャメチャ高いのはいきなり出てけえへんわ。天気は悪いけど、オモテの景色を見ながら飲むこの

シャンパンは実にナイスやね。

　この泡がエエねんなあ。一品目はメニューに載ってへんのが来た。「ヒオウギ貝のラタトゥユ風」やね。

　メッチャ上等なラタトゥユや。このヒオウギ貝って「はまじま」さんでいつも出てくる「あっぱっぱ」や。洋風に調理したら

こんな風になるねんなあ。いやあ、同じ食材で違う食べ方を知ってたらオモロイやね。パンとバターも来た。

　ここのパンはもちろん食べ放題!!!　まあそないに何個もいくヤツおらんと思うけど、オレは割といくタイプやねん。特に

今日の雰囲気やったらまあそんなに食べる人おらんと思うわ。残ったらもったいないさかいな。またこのパンとバターが

うまいねんなあ。ひとつはライ麦のパンやった。

　さらにや。「Comme une soupe de poissons de roche en gelée tremblotante, une crème de légumes à olive noire.

岩礁魚のスープ　ジュレ仕立て　フヌイユのピューレ　黒オリーブ風味」っていうのが来た。

　魚は「イトヨリ」らしい。この下のスープみたいなんがゼリー状になってるねん。メチャメチャうまい。「フヌイユ」って

いうんはフェンネルの事らしい。混ぜて喰ったら何しかメッチャうまいねん。それが全てや。

　そんでまあイタリアの炭酸水「サンペテグリノ」をいっといた。パンももう一丁や。

　よう考えたらフランスの炭酸水にした方が良かったかもしれん。ミスった。パンエエカンジや。またついつい悪ノリして

ようさん喰ってまいそうや。辛抱や。これぐらいにしといた方がスマートや。

　さらに「Effeuillé de cabillaud sur des jeunes légumes en barigoule, brandade et œuf de caille. 　鱈のエフイエ　小野菜の

バリグールとブランダード添え」が来た。

　いろんな野菜が入ってる。鱈の上にウズラの卵が半熟状態で乗ってて、それをつぶして一緒に喰ってもうまかった。いやあ、

こういう料理久しぶりやから、感動も倍増やったわ。やっぱりたまにはこういうのを喰いたい。

　次がメインやね。メインに合う「赤ワイン／グラス」を聞いていっといた。ナイフとフォークが「ラギオール」に変わった。ナイフは

よう見るけど、フォークは初めてや!!!　これがラギオールのフォークやねんなあ。

　赤ワインは「グルナッシュ」っていう品種のぶどうを使ったワインやった。濃いカンジの味っていうんかなあ。フクザツな

味がした。濃くて複雑なカンジ。正直これが合うんや・・・・・って思った。そんでまあメインの登場やね。

　「Canette de Challans rôtie en cocotte, laitue braisée et farcie de gambas en matignon de légumes, une sauce grenée.

シャラン産仔鴨のココット焼き　レタスのブレゼ　近海産の海老とマティニヨンレギュームのファルシ」!!!

　左が「胸肉」で右が「もも肉」やった。カモは窒息させたヤツを使ってて、ソースはそのカモの血を使った濃厚なヤツや。

たぶんフランスやったらもっとワイルドな味やと思う。だいぶやさしいカンジになってた。日本人に合わせてるんやね〜。

しかしうまいわ。ホンマにうまい。付け合わせも凄かった。

　中に海老とか野菜を刻んだのが色々入ってる。しかもこれが温かいねんなあ。鴨と海老が相性エエらしいねん。これは

新しい発見やった。メッチャ良かったわ。

　さらに何故かこの最後のタイミングでサラダが来た。「Comté hors d’âge et bouquet de jeunes pousses de salade,une huile de noix.

熟成したコンテチーズのサラダ クルミオイルの香り」!!!

　このコンテチーズっていうのを今回フランスの「アラン・シャペル」から来た本店料理長のフィリップ・ジュスさんが

一緒に持ってきたらしい。塩の結晶が浮いてるわ。だいぶ塩辛いらしく、薄く切ってあった。それが日本人に対する

配慮やって言うてはった。フランスでは分厚く切るんかもしれんなあ。食べたカンジは正直そんなに塩辛いとは思え

へんかった。ちょうどエエぐらいや。いやあ、しかしホンマに世の中にはいろんなモンがあるねんなあ。

　最後にデザートとお茶と茶菓子やね。「ハーブティ」を蜂蜜プラスでいっといた。

　いやあ、実に良かったわ。これぐらいの量がちょうどエエと思う。ハーブティと蜂蜜の相性は最高やね。またこの茶菓子が

実にうまいねん。緑のちっちゃいエクレアは感動モンやったわ。

　そんでまあオレが最後の客やったんで、サクッと喰ってサクッと帰る事にした。支払い金額は・・・・・・・、納得の価格やった。

全部で２万以内やわ。たまにはエエやん。。。

　帰りに昨日タクシーで拾った財布を届ける為に堺筋と中央大通りの交差点に寄った。タクシー出た時にいつも忘れモン無いか

振り返るねんけど、財布忘れてると思って拾って家帰って見てみたら違う人のやった。

　中見たら現金は２０００円やねんけど、定期が半年分で２０万分やねん。免許証も保険証も入ってた。とりあえず１１０番に連絡

したら派出所に持って来てくださいって言われてんけど、持って行ったらたぶんこの持ち主の人が自分を証明するのにナンギ

するやろなあ・・・・って思った。何せ身分証明は全部この中や。

　そんでまあ保険証に書いてある会社に連絡して、本人さんから電話をもらって持って行く事になったワケやね。喜んでくれはって

良かったわ。たぶんホッとしたと思う。お礼の封筒渡されそうになってんけど、やっぱりそれは受け取られへんやん。まあ困った

時はお互い様っていうことで別れた。ネコババせんで良かった。きっとオレにも良い事あるわ〜って思いつつ、何とも清々しい

気持ちになれたわ。

　まあそんなワケで今日は神戸から東心斎橋に出勤やね。サクッと開店してんけど、今日は木曜日。今日は良い事があるハズ

やのにーーーーーーー!!!　だんだん不安になってくる不安は的中した。何でこんなに不安な予感って的中するんかなあ。エエ予感は

サッパリ当たらん。バカにしてるわ。スコーンと完全に突き抜けたヒマさ加減でちょっとアタマがヘンになったんで、ちょっとヤケ

ホルモンに行く事にした。「ホルモンヤ　GORO」!!!

　提灯ぶら下げたんやね〜!!!　エエやん、エエやん、メッチャエエやん。この雑居ビルは玉屋町に抜けれるから便利やわ。

看板も置いてあった。「生ビール」と「生マッコリ」が３９０円ってメッチャ安いやん〜!!!

　まあオレは飲めへんねんんけど（笑）。オレはホルモン定食でエエねん。「ウーロン茶」２５０円、「キムチ盛り合わせ」、

そんでから「ホルモン盛合せ　（１人前）」１０００円やね。盛小や。盛中は夜中に危険や。

　夜中でも店内が混んでるねん。どやねん。ついこないだオープンしたのに、何でこんなにお客さんおるねん。やっぱり

１階って凄いわ。雑居ビルの１階でも通り抜け出来たら道と変わらへんもんなあ。そんでまあこのホルモンを鉄板に

並べて、じゅ〜っと焼いたらメシ喰いたくなってくるねん。「ごはん」を大盛りでいっといた。

　このジューマンシロメシ、やっぱり最高にうまい。十万の炊飯器の威力はハンパやないわ。こんな味するんや。宣伝

とかで見る事はあっても、なかなか喰える機会って無いやん。このシロメシがうまいホルモン屋っていうコンセプトは

凄い。ミナミではここだけや。まあ十万の炊飯器をそろえる飲食店はあらへんわ。

　さらに２回おかわりした。無くなってもうた。また売り切れかい!!!　もっとしっかり炊いとかんかい。オレ一人で五杯ぐらい

やったら喰えそうな気がする。何しかうまい。こんだけ喰いまくって３０００円いかへん。メッチャ安いわ。シロメシ万歳の

ホルモン屋がミナミに登場してきた・・・・・・!!!

　そんでまあ何やかんやでゲンちゃんと朝まで遊んでて、帰りに「心斎橋食堂」で「肉うどん」を喰って帰った。

　結構細いうどん使ってるねんなあ。肉もなかなかエエし、ダシも思ってたよりもずっと良かった。いやあ、しかし完全に

朝帰りや。まあオレの場合、実家がすぐそこに見えてるトコがナイスやねんけど。。。