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生まれる前から不眠症・・・・・・・・・ |
2月16日 晴れ 今日はエエ天気やね。八尾にある「焼肉 仁」のマスターが松阪牛の見学に一緒に行けへん??って誘ってもらえて たんで、ちょっとツッカンも一緒に行ってきた。
八尾に集合でマスターのクルマで松阪までサクッと行ってきた。2時間30分くらいやったわ。まず向かった先は 松阪食肉公社!!! 松阪牛を名乗るには必ずここを通るねん。
ここでカナリ厳重に松阪牛の管理がなされてる。昔は何せひどい時もあったみたいや。他で育った牛を運送する のに途中で松阪を通ったから「松阪牛」として販売されたりとか、おおよそ冗談としか思えんようなひどい時代も あってんて。バブルの時とかや・・・・。
そんなこんなの経緯があって、今は牛一頭一頭に番号を割り振ってるねん。これが全頭検査のシステムやね。 これは松阪牛に限らず日本の牛は全てに付けられてる。メル友の肉屋のケンちゃんによると、これは世界で一番 進んだ素晴らしいシステムらしい。
さらに松阪牛は一歩進んでて、この食肉公社のHPでその牛に付けられた個体識別番号を入力すると、どの 販売店に売ったかまで分かるシステムやねん。これは「焼肉 仁」さんで教えてもろてんけど、この番号があるか 無いかで全然違うらしい。せやからお客さんにいつ聞かれてもこの番号は必ず答えれるし、松阪牛である証明の 為にレシートに書こうかとも思ってはるらしい。
何でここまでするのかはやっぱりお金をもらうお客さんに信頼してほしいからやねんて。この仁さんでは松阪牛か 米沢牛のA−5しかやらへんっていうこだわりや。凄いお店やわ・・・・・。
まあそんなカンジでまず初めに見学させてもろたんが、牛の解体現場や。小学生が社会科見学に来てた。一緒に 職員の人の話を聞かせてもらえたんで実によう分かった。正直なトコ、何とも言いようのない気分になったわ。泣き ながら震えてる小学生もいてた。
小学生にこの現場を見せるか・・・・・。せやけど大事な事や。思うところはきっといろいろあるやろうな。オレも人間 って一体何なんやろう・・・・と思った。スーパーに並んでるパックに入ったきれいな肉しか知らんのもエエと思うけど、 もう一歩踏み込んでパックになるまでの過程を小さいウチに教えるのは凄く大事やとオレは思った。
何でメシ喰う前に手を合わせて「いただきます」っていうか実によう分かるやん。あれはまさに「命いただきます」や。 食べ終わったら何で「ごちそうさまでした」っていうのかも、この現場を見たらちゃんと説明出来るようになるわ。仏壇の 前で手を合わせるのもきっと一緒なんやろうなあ・・・・。どうして手を合わせるんやろ???
この解体現場は撮影禁止やった。そらそうやな。あまりに衝撃的や。オレもさすがによう撮らんわ・・・・。禁止で良かった。 日本で最高峰の松阪牛の現場や。ここで解体して、さらに格付けか・・・・・。人間はホンマに罪深い生きモンやね。オレな んてホンマにヒドイ。さんざん喰いまくって、あれがうまい、これがマズイって言いまくってんねんから。まあでもそれが人間 なんやろうな・・・・。何でそれが・・・・っていう疑問を常に持って生きる事はホンマに大事やと痛感させられたわ。。。
次にこの公社の人が連れてってくれはったんが、牛を育ててる農家さんやねん。予定には入ってへんかってんけど、 この公社のおっさんが実に気のエエおっさんで、連れてってくれた。「永田牧場」さん!!!
凄くきれいな環境で育ててはった。ぜんぜんイヤなニオイがせえへんのが驚いた。ここは松阪牛を育ててる牧場の 中でも特にトップクラスに入るトコらしいねん。何せ碑文があって、平成元年にそれまでの落札金額を上回る4952万円 で落札された牛を飼ってた牧場やねん。家買えるがな・・・・・・。
ツッカンとも話ててんけど、見学の順番がこの牧場が後で良かったわ。これ見てから、あれはカナリツライ。ツライとか 言うてる時点で全然あかんと思うねんけど、ツライモンはツライ。
そんでまあ昼メシ行く事になった。3時頃やったけど。公社のおっさんが連れてってくれたんが「コメダ珈琲店」!!!
えーっと、とりあえず注文したのは「ホットコーヒー」???円、「山パンサンドイッチ ミックス」510円やね。
なかなかに独特の珈琲やったわ。ナッツが付いてくるのがオモロイ!!! サンドイッチは凄いボリュームやった。 焼きサンドにしてもろてんけど、こらホンマに凄かった。タマゴが横からあふれよるがな!!! 辛子マヨネーズが ピリッと効いててなかなかうまいねん。
ここはオレが払った。4人で3000円くらいやったわ。一瞬、「買い付けの達人」で領収書切ろうかな・・・・と 思ったけど、やめておいた。まだ何もやってへん。。。
最後に冷蔵庫の中に案内してもろた。枝肉っていう状態やね。
まだ格付け前やねん。エスフーズさんで前に見学させてもろた事があったから、この冷蔵庫の中はそれほど 衝撃は受けへんかった。しかしこんな経験をさせてもらえるんやね・・・・。オレが今おるトコは世界中に認められ てる日本一の松阪牛の現場や。
格付けの事でひとつ興味深い話があった。時間によって霜降り具合が変わるねんて。これはみんなを悩ます トコらしいねんけど、時間によって変わるのは事実みたいやね。ちょっと見させてもろた上の画像でもやっぱり みんな霜降り具合は違う。肉の色も違うわ。。。
結果的に松阪牛をいつでも売れる人脈を持てた。松阪食肉公社の人ともやね。デパートに陳列されてる 松阪牛よりもさらにエエのを出来るかもしれん。なかなかここまで来るバイヤーはおらんらしい。「松阪牛」って いうブランドで取引するだけで、現場はしらんっちゅう事やね。せやけど、現場に来てなんぼやろ。焼肉屋さん の仁さんもやっぱりたまにはここまで来はる。売るんやったら、ちゃんと自分の目で見てからやね。。。
せっかくやから最高の中の最高をやりたい。意外な展開やね。。。 |